ニンテンドースイッチ版の『EVE ghost enemies』をクリアしました。
このシリーズは、学生時代にプレイした後も記憶に残っていた非常に良いストーリーが特徴です。
学生時代に感じたことと現在では大きく感想も異なりました。
c01-min
学生時代はこういったグラフィックの絵は、家庭用ゲーム機ではほぼなく、パソコンゲーム専用の領域でした。しかもソフトの価格も7000円くらいしていたと思います。パソコン本体も20万円くらいしていた時代です。その後にセガサターンが発売され、PCからの移植ゲームも増えました。

現代では、フィギュアなどアニメグッズなどの完成度も高く、数も大量に投入されています。昔は同人誌とか、ガレージキットで無塗装などが一般的でした。時代は大きく変化しました。一方で大量供給されるため、廃れることも早く、1個に固執するという感じがなくなってしまいました。

EVE ghost enemiesは、学生時代はストーリー構成などを考えていなかったので純粋に楽しめました。このゲームはキャラクターそれぞれが特徴的で個性もあり、魅力を持ちます。
いまこのゲームをプレイするとストーリー構成が伏線を大量にばらまいて答えは出さずに最後の最後で伏線の回収を大量に出してきます。これはこれでいいのですが作りとしては単純です。

ゲームは、テキスト選択式でとにかく大量のテキストを読むことと選択肢も全部選択するくらい選択する作業も多いです。考えて推理するのではなく、作業的な要素も強いです。見るストーリーなのでアニメでもいいのかなと思うのですが作りは紙芝居のような感じです。

このゲームは面白かったです。ただ続編はEVEシリーズの北条まりなと小次郎の組み合わせを変えてしまうとまったく違うゲームになってしまうのでこの組み合わせを変更したシリーズ続編を出すことは無理でしょうね。ファンも根強くいるので、今後もこのシリーズの続編はでるのではないかと思います。
その時はまた購入したいと思います。

ゲームシステムは古く、ストーリーの構成も過去作をやったことがある人は、「ああ、これこれ」という変化がなく、使用される音楽も過去作の流用が多いです。なので完全に過去作をプレイしたことがあり、尚且つこれが良かったと思えるファンをターゲットにしたものだと思います。しかし、このスタイルを崩さないから面白いと思えるところもあります。
過去作の続編は良いのですが完全新作は厳しいのではと思います。