野村ホールディングス が単独主幹事を務めるトヨタ自動車 の新型株の購入を希望する投資家の需要が、発行上限の5000億円を大きく超えたことが複数の関係者への取材で分かった。野村にとって過去最大規模のエクイティ案件となり、手数料は225億円と収益に大きく貢献する。関係者によれば、野村証券の全国159の支店ではトヨタ自動車第1回AA型種類株式への問い合わせや予約が殺到、新規口座開設のための来店客が急増している。投資家の需要は3倍から5倍に達したもようだ。トヨタは2日午後、発行価格を同日終値に3割上乗せした1万598円に決定、4992億円分を発行すると発表した。野村のいくつかの支店では顧客に同株式を購入できる可能性が低いことを既に伝えている。

トヨタ新株に5倍の需要、野村最大の引受案件-手数料225億円

https://www.bloomberg.co.jp/news/123-NQQOSC6TTDS201.html

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元本保証という新株予約権付きのような株をトヨタで販売していますがとんでもない注文数で倍率5倍だったようです。

結構な金額を募集したのですが買えた人はあまりいなかったようです。(買いたい人の割に)

 

元本保証といっても3割もプレミアが付いているので日経平均が25000円以上になればやっとプラスになる水準です。

配当金は0.5%から年々増加するといっても普通株よりもかなり低いです。

 

しかし、普通株と違って買った金額よりも下回っていればトヨタが買った金額で買い取ってくれるのが大きな特徴です。

なので投資家はあまり儲からないかもしれないけれども損はしないわけです。5年以内にトヨタが倒産して整理する確率はめちゃくちゃ低いでしょう。

 

日本人はこういった金利が低い商品しか投資先がないのが悲しいです。

国債も日銀がばかみたいに市場から買い上げているので利子が全然、付きません。でも、日本人は元本保証が好きですから貯金感覚で今回のトヨタ株を買った人が多数です。商品としては預金に近く、それで見ると利回りが高いので十分かと思います。

 

キャピタルゲインで買った株よりも高く売り抜けようとするとかなり難しいんじゃないかと思います。